キタカミプロローグ以来の投稿となります。かるすと申します。
予選が近づき(投稿時には開始していると思います),私自身もポケモン対戦のモチベが上がっていたため今シーズン良い成績を残すことができました。シンプルに久々のレート2000でうれしくて,早く書き残したかったので投稿します。私の対戦歴の中では,ソードシールド以来のレート2000も達成できましたので,記念として構築記事を残そうと思います。
最終成績 最終順位 85位,最終レート2000
使用ポケモン
エルフーン,ブリジュラス,ハバタクカミ,イーユイ,ウーラオス(れんげきのかた),オーガポン(いしずえのめん)
構築経緯
私の構築は使いたいポケモンから決めていくので,好きなポケモンをはじめにふんだんに入れて,対戦を重ねながらきついポケモンに対して対策となるポケモンに変えていくという方法で構築が決まっていきます。
私は,草タイプやフェアリータイプに好きなポケモンが多く,エルフーンもその例にもれず好きなポケモンかつソードシールドの時にも私の相棒的なポジションでずっと活躍してくれたポケモンであり,DLCにて解禁されたので構築の中心にしました。エルフーンを使う上でトルネロスとの差別化は必須なので,「うそなき」を採用し,うまく使えるような取り巻きにしました。
以降,各能力パラメータについて,H,A,B,C,D,Sの略称を用いさせていただきます。
個体紹介
エルフーン@おんみつマント,特性:いらずらごころ,性格:おくびょう,テラスタイプ:ゴースト
技:マジカルシャイン,おいかぜ,うそなき,わたほうし(アンコール)
実数値(努力値):157(172)-x-106(4)-103(44)-113(140)-170(148+)
C:D4振り悪ウーラオスに対してダブルダメージマジカルシャインで12/16の乱数1発
S:最速102族抜き
HD:補正なしC252振り化身トルネロスのダブルダメージこがらしあらし確定2発
B:あまり
本構築の軸+相棒。最初はアンコールで使っていましたが,あまりにも読まれるので,相手が引くか引かないかなどのの択を考えなくてもいいように,かつ,メンタルハーブトルネロスにぐちゃぐちゃにされたので抜きました。全然強いので抜かなくてもよかったかとも思いました。代わりに入った技として,おいかぜ同士の中ですばやさ有利になれるわたほうしを採用しました。さらに,相手全体が対象なので,おいかぜラストターンに倒される直前に打つことで疑似的なおいかぜの継続が可能です。ぼうじんゴーグル,クリアチャーム,悪タイプ,草タイプのポケモンには無効化されますが,これらのほとんどのポケモンが私のポケモンより遅めなので,あまり気にならないですしそもそもあまり打ちません。にほんばれは相手の古代パラドックスのただ乗りが気持ち悪いので却下となりました。トルネロスにできない「うそなき」が,次に紹介するハバタクカミとの絶妙なシナジーを発揮してくれました。攻撃は相手のきあいのたすきを剥がせるくらいでいいので火力は求めず,マジカルシャインで最低限悪ウーラオスをいい乱数で倒せるくらいまで伸ばしました。こがらしあらしと違い,火力はありませんが命中安定なので安心です。耐久ラインは火力に伸ばしたトルネロスの下から動くことになっても行動が保障されるようにこがらし耐えまで伸ばしています。猫騙しには強くありたいし耐久は伸ばしているので,もちものはおんみつマント。こがらしあらしでSも下がらないので安心。しんそくす透かしのゴーストテラス。
ハバタクカミ@いのちのたま,特性:こだいかっせい,性格:おくびょう,テラスタイプ:フェアリー
技:マジカルシャイン,ムーンフォース,シャドーボール,まもる
実数値(努力値):148(140)-x-96(164)-162(52)-156(4)-191(148+)
C:D−1,H252振りいどのめんオーガポンに対してフェアリーテラスムーンフォースで確定1発
D−2,H252振りトルネロスに対してシャドーボール確定1発
D−2,H252振りキラフロルに対してシャドーボール確定1発
S:S+2,最速ヘイラッシャ抜き
準速135族+4
HB:補正なしA252振りウーラオスのすいりゅうれんだ確定耐え(珠ダメージを含めない)
D:あまり
この種族値でHB振りが一般的な意味不明ポケモン。自分の育成史上最高に完ぺきな調整。唯一の欠点は持ち物がいのちのたまであり,反動を食らうことです。見ての通りうそなきの恩恵を最大限発揮できるポケモンです。特にハバタクカミの攻撃を耐えるために初手テラスタルしてくるいどのめんのオーガポンをエルフーンとの合わせ技で破壊するポケモンです。水ウーラオスがスカーフで,下から動く場合でも1回は技が打てるように耐久を調整しました。耐久を活かすなら妖精の羽になるので試したのですが,いどのめんのオーガポンに対して乱数になったり,シャドーボールの威力が上がらず,鋼テラストルネロスを倒せなかったりと踏んだり蹴ったりだったのでいのちのたま以外ありませんでした。Sも確保したいし,相手の初手に応じて交換することが多いのでブーストエナジーも却下。さらに,個人的にハバタクカミは通りの良いゴーストとフェアリー打点の打ち分けができる方が強く,隣がエルフーンであることで集中攻撃をされることも多かったので,まもるが欲しいということからこだわりメガネも却下となりました。
オーガポン(いしずえのめん)@いしずえのめん,特性:がんじょう→おもかげやどし,性格:ようき,テラスタイプ:いわ
技:ツタこんぼう,パワーウィップ,はたきおとす,ニードルガード
実数値(努力値):155-172(252)-105(4)-x-116-178(252+)
ASぶっぱ
Bあまり
ハバタクカミが負荷をかけられない炎タイプと構築的に辛い飛行タイプを倒すためのポケモン。使用率は低いがドラゴンタイプに等倍のタイプ一致技を撃てるなど唯一無二な性能をしていると思います。トルネロスのテラスを誘発することが多く,相手のテラス択をなくすこともしてくれて,テラスによる相手の構築のパワーの低下に貢献してくれました。頑丈により安心して動かすことができるのも強い点。技はツタこんぼうは確定で,相手のハバタクカミを絶対に倒すためかつがんじょうを残す意味合いで,命中不安ですがパワーウィップ,鋼タイプやリキキリンへの打点として万能な技であるはたきおとすを採用。相手がしんそく+ふいうちで倒してきそうなときだけテラスを切りました。
ブリジュラス@とつげきチョッキ,特性:じきゅうりょく,性格:ひかえめ,テラスタイプ:フェアリー
技:ヘビーボンバー,りゅうせいぐん,ボディプレス,バークアウト
実数値(努力値):193(220)-112(−)-151(4)-176(116+)-99(108)-113(60)
C:11n, H252振りタケルライコをりゅうせいぐんで確定1発
D:あまり
A個体値30
この構築唯一の受け出しができるポケモン。ハバタクカミが苦手とするポケモンの技は基本的にコイツで受けられます。ウーラオスのすいりゅうれんだを受けるとカチカチになります。相手のハバタクカミを絶対に落としたかったのでヘビーボンバーを採用しました。りゅうせいぐんはうそなきを入れたり,弱点を突いたりすると大体のポケモンを一撃で倒せるくらい強力でした。技を受け続けているとBがめっちゃ上がるのでりゅうせいぐんを撃った後でもボディプレスの火力が高く,置物になりにくいとても素晴らしいポケモン。エレクトロビームは欲しいと思ったことがなかったので多分いらないです。エルフーンはあまごいを覚えないのでエレクトロビームを採用したいならトルネロスにしてください。ただ瞬間火力だけならうそなき+りゅうせいぐんの方が出ます。バークアウトは特殊耐久を挙げる手段として。TR相手に打つことが多いです。意外と削れます。
イーユイ@きあいのたすき,特性:わざわいのたま,性格:おくびょう,テラスタイプ:ゴースト
技:ねっぷう,あくのはどう,バークアウト,まもる
実数値(努力値):131(4)-x-100-187(252)-140-167(252+)
CSぶっぱ
Hあまり
うそなき恩恵枠・・・と思わせておいてほとんど恩恵を受けることなく,カミユイで並べるか,特殊軸のTRに対してしか投げませんでした。意外と活躍機会がなかったです。しかし,きあいのたすきを盾にガチグマなどの高火力特殊アタッカーの火力をさげたり削りを入れる役割でした。選出機会はTRとイエカシラ相手がほとんどです。もちものは行動保障をもたせるためのきあいのたすき。
ウーラオス@しずくのプレート,特性:ふかしのこぶし,性格:いじっぱり,テラスタイプ:みず
実数値(努力値):191(124)-187(156+)-121(4)-x-93(100)-133(124)
HD:テラス状態で補正なしC252振りハバタクカミのムーンフォース確定2発
S:準速80族抜き
A:できるだけ高く(11n)
B:あまり
ゴリランダーやタケルライコによってなかなか選出に組み込めなかったポケモン。しかし,パオジアンやときどきいるてっぺきレジスチルに強く出られたりもするのでこのポケモンしかいない気がします。テラスはグラススライダーやじんらいに耐性を持ち,モロバレルのいかりのこなにも触れない草でもよかったのかもしれない。ただ火力も伸ばしたいのでう~ん。こだわりスカーフはいどのめんのオーガポンに対して無力になる場面が来ることが嫌であったため,採用しませんでした。
選出
基本選出
先発:エルフーン+ハバタクカミ,後発:ブリジュラス+オーガポン
初手からハバタクカミで荒らしていく選出。相手が初手トルネロス+水ウーラオスの場合,水ウーラオスがスカーフのことが多く,ブリジュラス後出しが安定します。
ワイドフォース系統 or ガチトリル
先発:ハバタクカミ(ブリジュラス)+イーユイ,後発:ブリジュラス(ハバタクカミ)+オーガポン(ウーラオス)
TR要因を倒す攻撃的なカミユイ出しか,バークアウトでチマチマゲームを進めるユイジュラスのどっちか。あとは通っているポケモンを。
スイッチトリル(カミウーラ(悪)ガチキリン等)
先発:エルフーン+ハバタクカミ,後発:ブリジュラス+イーユイ
Sブーストエナジーカミがきつすぎるので,お構いなしにおいかぜ選出します。あとはなんやかんやします。イーユイを通せると強いです。
てっぺきボディプレスがある構築(レジスチル,ヒスイヌメルゴン等)
先発:エルフーン+ハバタクカミ,後発:ウーラオス(イーユイ)+オーガポン
レジスチルは急所が通るのでウーラオスで詰めていきます。ヌメルゴンの場合はイーユイを選出し,うそなきと合わせて倒しに行きます。ともに食べ残しが面倒なので,オーガポンではたきおとすを決めることを意識します。アンコールをちらつかせたいのでわたほうしは絶対に打ってはいけません。
シャリタツヘイラッシャ
こちらが低耐久構築であり,きつすぎるので頑張る。その場のノリで択に勝つこと。明確な解答なし。人によってヘイラッシャの隣からシャリタツが出てくるのか出てこないのかが違いすぎるんだも~ん。
まとめ
先制技が非常に少なく,先制技対策も少ないという現在の環境に逆行した構築でしたが,意外と戦えたのでうれしかったです。今シーズンは構築の種類が多く,全対応が難しい環境でとても楽しくポケモンができたと感じています。このような環境がずっと続いてくれると個人的にうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!